悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

東京遠征最終日

最終日の朝を迎えました。
青空を見る事なく遠征を終了しそうです。
今日も朝食後に散歩。
カメラを持って周りの景色を撮影しながらの散歩です。

上ばかり見て歩いていたおかげで、この写真を撮った直後ド派手に転倒しました☆ ̄(>。☆)
今年は転んでばかりだ( ̄へ ̄|||)
ここまで来ても転ぶか・・・(-_-;
右膝が擦りむいて真っ赤になってるし、左膝も紫色になってくるし、左の足首も挫いて痛いし。
でも幸いな事に周りに誰もいなくて、目撃者はゼロ・・・・だと思っています。
いや、きっとゼロにちがいない!絶対ゼロだぁ〜〜〜!
ホテルに戻って、昨日アンパンマンショップで絆創膏を買った友達からメロンパンナちゃんの絆創膏をもらって膝に貼りました。
まるで私がこんな目に遭うのをわかっていたかのように絆創膏を買ったのね。
今日一日は”すました顔で歩いてるけど膝にはメロンパンナちゃん”で行きます...((((=・o・)ノ ゴーゴー♪
最終日は日本テレビへ行って岡本太郎の壁画「明日の神話」を見ます。
この絵の事を知ったのは一昨年あたり、NHKの「迷宮美術館http://www.nhk.or.jp/bs/meikyu/での岡本太郎特集でした。
メキシコオリンピックを当て込んで建設されるホテルのロビーに掲げる絵の製作依頼を受けたのが事の始まり。
その頃の岡本太郎大阪万博の準備も兼ねていたので、日本とメキシコを往復しながら絵を完成させました。
が、建設工事が大幅に遅れ、絵の製作依頼をした実業家も死去し、ホテル建設は頓挫してしまいます。
建物は別の人物の手に渡り、絵は取り外され、そのまま行方不明になってしまいました。
2003年、長年「明日の神話」を探し続けていた太郎のパートナー岡本敏子さんがメキシコで発見。
三十数年ぶりに存在を確認された・・・・というところまでは知っていました。
春頃だったでしょうか、新聞に「明日の神話」修復の記事が載っていました。
絵が日本に来てる事すら知らなかったのでビックリしたのですが、7月8日から日本テレビで一般公開と書かれているのを読みました。
7月8日は東京にいるぞ、自分!
なんとラッキーな事よ!
これは何が何でも見ねばならぬ!
そして今日を迎えました。

もう、何もいう事はございません。
絵の前に立っているだけで、こみあげてくるものがありました(T-T)
復旧に携わったたくさんの人たちの努力、探し続けた敏子さんの熱意、そして何より岡本太郎という人の情熱と力強さ。
数奇な運命を辿り、たくさんの人の手によって今、目の前にこの絵はあります。
よく無事でいてくれた、そして日本に帰ってきてくれました。
日本で描かれた絵ではないけれど、この絵は日本人にしか描けない、岡本太郎だからこそ描けた絵です。
生前の岡本太郎は変わったおじさんというイメージしかなかったけど今は違うね。
イメージが滝のように溢れ出てくる人だったんじゃないかな。
感ずるままに表現する芸術、「芸術は爆発だ」という名文句があったけど、この絵はそれそのまんまです。
絵画にこれほどのエネルギーを感じた事はありません。
無の状態で自ら何かを感じ取り何かを造り出す「芸術」に、本職ではないけれど足を突っ込んでいる自分にとって、この三日間はとても刺激的でした。
こんなに充実した気持ちで帰る事が出来て良かったです。
さて、ちょうど一週間後はうちの公演日です。
龍神が私を待っています( ̄▽ ̄;)
現実に戻るぞぉ!