悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

電子書籍

最近、電子書籍を本屋で売るという妙な話が聞こえてまいりました。
端末ではなく、電子書籍を本屋で売るんですって。
店頭にカードを並べて?それを店頭で買って?カードにあるバーコードを読み取って?本をダウンロードする?とか何とか。
なんじゃ?そりゃ!?ですわ。
どこにどんなメリットがあるのか教えてくれんか。
電子書籍を何でわざわざ本屋まで出向いて買う?
あたしだったら買わないぞ。
電子書籍を利用する人の立場で考えてないよ、これ。
無理矢理入ってきた感じがする・・・。
電子書籍端末は日本のメーカーが何度か出してましたが結局失敗してましたけど、Kindleがやってきて流れが変わってきたかなという感じがします。
私はスマホKindleアプリを入れています。
最初、Kindle Paperwhiteを買おうか迷ってましたが、1Gで約1000冊入るらしく端末は4G。
まてよ、スマホだと30Gくらいあるぞ。
余計なアプリを入れずにスマホ電子書籍端末として使えば随分な冊数が入るぞ。
そう思ったときからこのスマホ電子書籍端末です。
本屋にいるから電子書籍を完全否定するなんてことはしません。
紙の本と電子書籍、それぞれにメリット、デメリットはあるわけですから、仕事で本を扱う者としてその両方を知っておく必要もあると思うのです。
それに本屋さんで本を買うのと電子書籍で本を買うのは、同じ「本を買う」でも意味が違うような気がします。
電子書籍で買う本っていうのは、最初から「これ買う」と決めて買うのがほとんどだと思うのですが、本屋さんでは背表紙をなんとな〜く眺めて、表紙をなんとな〜く眺めて、そこで波長の合うものを見つけて買うという買い方もあるんです。
それは電子書籍では買えない買い方だと思います。
そして、本屋さんで本に囲まれた空間で過ごすひと時っていうのも電子書籍では味わえません。


もしかすると今は時代の流れと文化の流れが変わる狭間にいるのかもしれません。
紙の本には厳しい流れになるのかもしれませんが、その流れにどう乗っかるかですよ。
でも本屋で電子書籍を売るっていうのは「どーなんだい?」と思います。
なんかズレてない??
そんな事を考えつつ本日はこれにて。