悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

レ・ミゼラブルなスパイラルにハマる




2007年7月8日(日)帝国劇場 A.M11:30会場、12:00開演 S席2階B列36番
ジャン・バルジャン山口祐一郎
ジャベール:阿部裕
エポニーヌ:坂本真綾
ファンティーヌ:今井麻緒子
コゼット:辛島小恵
マリウス:山崎育三郎
テナルディエ:駒田一
マダム・テナルディエ:森公美子
アンジョルラス:坂元健児



一年ぶりの帝劇はレミゼ色に染まっておりました。
色々撮影ポイントはあったのですが、キャスト表を撮るのも必死で(^^;)
司教様のお宅でのシーンを再現したコーナーもあって撮影できるんですが、立ち止まってたら迷惑になりそうだったのでやめました。
柱には出演者の方々の色紙も飾ってありました。
それもじっくり見られず・・・。
今年は20周年記念パンフもありまして、もちろん両方買いましたよ。
今回初めて二階席から観劇します。
二階にも出演者の色紙が飾ってありました。
そこで山口祐一郎さんの色紙発見!



こちらも人ごみの中で撮ったのでブレちゃったよぉ〜。
さて「レ・ミゼラブル」なんですが、CDを聴くたびにバルジャンとジャベールの人間性っていうのかな・・・そういうのをつい考えてしまう。
冒頭、「盗人!」と言うジャベールに「パン一つだ!」と反論するバルジャン。
その「パン一つだ」というのがカチンときてたんです。
本屋さんにおける「マンガ本一冊くらい」というのと同じだよね。
パン一つだろうがマンガ本一冊だろうが盗みは盗みなんだよ。
で、その後「妹の子が飢え死にするのを救う為」というバルジャンの言葉、動機に自分以外の人を出すっていうのもカチンときてた。
つかみで二度もカチンときてたのでバルジャンという人物にはどうも良いイメージっていうのがなかったんです。
かと言ってジャベールはどうかと言えば、確かに悪いことは一つもしていない。
自分に与えられた任務を的確に遂行している。
ただ、バルジャンたち一般の人々が飢えや貧しさに苦しんでいるのを「飢えは続くぞ、法の重さを知れ」と、それに耐えるのがお前たちだと言う。
ツーロンにはバルジャンと同じような貧しい人々が罪を背負って必死に生きているが、彼らが罪を背負うのは結局富や権力のみで生きる一部の階級の人間たちの傲慢さのせいなんだろ?
ジャベールもそんな人間かと言われれば違うような気もするが・・・
100%善人なんてこの世にはいない。
少しでも善い人間になりたいと思う気持ちは誰でも持ち合わせていると思う。
でも善い人間って何だ?
ジャベールは悪いことは一つもしていないが善い人間か?
ジャベールには人間味を感じられないが、バルジャンは悪しきことから抜け出そうと、もがいてもがいて苦しみを背負って人生を送る。
そのもがく姿になんだか人間味を感じるんだが・・・。
と、こんなふうにスパイラルにハマっていくんだぁ〜〜〜。
舞台を見てたら、舞台は回る、私の思考回路も回る、グルグルグル・・・・
このスパイラルから抜け出すには原作を読むのがいいと思うのだけど、最近本を読めなくなっているので(集中力が切れる・・)しばらくスパイラルに揉まれていよう。
バルジャン。
歩いて走ってバリケード上り下りして・・・すごい大変。
痩せるな。
テナルディエ夫妻。
モリクミさんと駒田さん、サイコー!!ブラボー!!
この二人でラッキーだった♪
あ、駒田さんには去年に引き続きお会いできましたね〜。
再会できてよかったです。
またお会いできるのを楽しみにしておりますよ。
アンジョルラス。
いやぁ〜君には泣けた、泣けたよ。
君だけではなく革命のシーンでは、人間ってこんなに力強い生き物だったかと思わされました。
立ち上がってこぶしを突き上げそうになった(笑)
毎日を必死に生きる人々の姿に圧倒されっぱなしでした。
この日は貸切公演だったので最後にジャベール役の阿部さんと祐一郎バルジャンの挨拶がありました。
阿部さんはジャベールでの重々しい冷たい雰囲気からがらりと変わり、とっても穏やかで優しいご挨拶でした。
祐さんに振るときなんて「続きまして本日のバルジャン役、山口祐一郎様よりご挨拶を・・・」とまるで披露宴の司会のような感じで(^^)
紹介された祐さんは何を言うのかと思いきや、いきなり「すみません・・・」って(^^;)
思わず「何がじゃ!」と一人でつぶやき突っ込みしてました(爆)
挨拶の途中、袖に何やら取りに行ったのですがしばらく出てこなくて、??と見てたら手ぶらで舞台へ。
探しに行った物がどうもなかったらしい。
でもすぐにスタッフの方が持ってきてくれて「これを振るのは僕より最適な人がいるので」とアンジョルラスを呼ぶ。
その坂元アンジョルラス、祐さんからそれを受け取り華々しく広げようとしたら途中で紐が引っかかって「あれ?」(笑)
その後、無事に貸切公演の垂れ幕を振る事ができました。
客席からの拍手鳴りやまず、何度もキャストの方が出てきてくださるんですが、はけるたびに祐さんとモリクミさんが仲良く手を繋いで
ドドドドォー!
と走って行くのがウケました♪
仲良しさんだね♪♪
それと休憩中に思ったんだけど、お手洗いに並びますわよね?
今まで4回か?帝劇に来たのは。
男性用トイレが込み合っているのを初めて見ました。
何の時だったろう・・・あの時は男性用トイレも女性に開放されてたけど、今回はできないもんね。
機会があったらもう一回みたいですね。
藤岡正明くんのマリウスも見たいし、橋本さとしさんのバルジャンも興味津々です。