悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

心地よく眠るために

元々不眠症な人である。
子供の頃、居間にボーン、ボーンと時を告げるそれほど大きくもない振り子時計がありました。
眠れない夜、そのボーン、ボーンを聞くと「あ、もう1時だ」「もう2時だ」と思い、「眠れない・・・どーしよぉー」なんて神経質になってくる。
そうなるとボーン、ボーンだけじゃなく振り子の音も気になってくるので、夜中に振り子を止めたことが何度もありました。
今思えば、家族に朝時計を合わせるという余計な事をさせていたのです。
現在は
一晩くらい寝なくたって死にゃしねぇ
と、本を読んだりビデオを見たりしてるうちに気がついたら朝だったという事もあります。
いつ頃からだろう・・・音楽を聴きながら眠りにつくようになりました。
最初の頃はもっぱらモーツァルトでしたが、ドビュッシーに行ったりバッハに行ったりと、クラシックばっかりでした。
そして、どんな曲より断然眠れる曲に行き着きました。
その曲とは・・・
ボレロ
そう、ラヴェルボレロです。
絶対眠れそうにないけど、意外と眠れるんだ。
自分でも不思議で、どーしてこれで眠れるのかいな?と考えてみました。
この曲は頭から最後までず〜〜っと同じリズム、同じテンポなんですね。
それが第一の要因。
そして第二の要因として楽器の音を聴くということ。
最初はスネアドラムが刻むボレロのリズムから始まり、そこにフルートがメロディーを奏で、次はクラリネット・・といろいろな楽器が二種類のメロディーを奏でていきます。
楽器の音を聞きながらフルートだな〜クラリネットだな〜ファゴットだな〜と、メロディを聴くというより楽器の音を聴くという感じです。
そして曲が進むにつれ複数の楽器がメロディーを奏でると、これは何と何だろ〜と聞き分けようとする。
トランペットのようだけどミュートしてるような感じだな〜とか。
あとは自分が吹いてた楽器ということもあってか、耳が自然にホルンとトランペットの音を探してたりします。
そんな感じで聴いてるうちに眠ってしまうんだな。
曲の最後なんてエライ盛り上がりようで、せっかく眠っても起きるんじゃないかという勢いですが、起きませんね。
そして今年に入ってからよく聴いてたのはコチラ。

ザ・モスト・リラクシング〜フィール

ザ・モスト・リラクシング〜フィール

どの曲を聴いても「清らかな地球、豊かな大地、そこに生きる人びと」を連想させられるのです。
いつかテレビで見た南の島に住む人びとの笑顔、北の大地で白い息を吐きながら遊ぶ子供の姿、遙か彼方の地平線に沈む真っ赤な夕日と、その夕日に照らされた大地。
そんな風景が頭の中に浮かんできて、それまではただ何となく聴いてただけなのに、眠る前に聴いて初めて感動を覚えました。
もうこれは全シリーズ揃えちゃおうかな♪っていうくらいです。