悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

幸せを祈るよ

東京へ帰ってきた吉子、イチマサ食品へ出社。
相変わらず暗いオフィスだわ。
どんな怪しい仕事をしているのかとさえ思うよ。
出社した吉子へ冷ややかな視線。
辛い現実にトイレでひとしきり吠え、自分の頬をペチペチ叩く吉子に「そんなに頑張らなくてもいい」と言いたくなる。
でもOLとしての現実を考えるとそう簡単に頑張るなとも言えない。
ここでは会社員としての自分と吉子が重なってしまう。
長く勤めてる事ってそんなに迷惑なの?
私は吉子より長く今の会社にいるけど、そういうのは全然ないなー。
仕事で体壊して、いいのか?っていうのはあるけど。
「そんなに頑張らなくてもいい」というのが通じたのか吉子は辞表を出し、北岡にもホントにきっちりケリをつける。
改めて北岡のどうしようのなさを実感。
たぶん一生治らないな。
会社を出て清々しい陽を浴びる吉子もまた清々しさにあふれてる。
そして再び宮崎へ。
でも龍之介はいない。
吉子へ手紙と原稿を残し、どこへ行ったかもわからず・・・・。
龍之介が吉子へ宛てた手紙、泣かされる。
特に最後の一行

幸せを祈るよ

バカヤロー!今の自分じゃ幸せに出来ないっていう気持ちはわかるけどさー、お前が幸せにしないで誰が幸せにするんだよぉ〜!プライドなんて捨てちまえー!←かなり強引な言い様
そして「女神の恋」の原稿。
欲や気負いを感じず本当に自分が書きたい物を書いている龍之介の楽しげな表情。
そして最後

たぶんもう二度と会う事もないだろう彼女。しかし、その面影が俺の中から消える事もないだろう

原稿を抱きしめ、さめざめと涙を流す吉子。
自分の中で龍之介がどういう存在なのか、ハッキリと気がついたのはここだと思っています。
現実を見つめて見えてきたのは自分の龍之介に対する本当の想いだったと。
そんな吉子を見て私もさめざめと涙を流すのであった・・・。