悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

忠臣蔵は大変だと思った日

環境忍者を上演する時に使ったワイヤレスマイクを貸してくれた劇団の公演に出かけました。
演目は私の大好きな「忠臣蔵」です。
人様の劇団の演目に頭抱える - 悠閑自在で触れた台本です。
行くまで知らなかったのですが、二部構成で第一部が日本舞踊、第二部がお芝居です。
踊りがあるなんて聞いてなかったのでプログラムを見て「踊りあるの?!このあいだチャリティでさんざん見たよ」と言いつつ、よく考えたら私は観客として踊りを見る機会というのはないんだね。
踊り手の方に拍手を送るという事もない。
だからなのか、この日はものすごい集中して見て、めっちゃ拍手してました(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
さて、第二部の忠臣蔵ですが、最初から最後まで「こんなことをしてはいけないんだなぁー、あんなことをしてはいけないんだなぁー」の連続で大変勉強になりました。
一番思ったのはワイヤレスマイクを胸元に付けてはいけない。
下向いて力んで言うセリフが多いので、荒い鼻息とかマイクにバフバフかかるのは聞きづらいかな。
それと、この芝居は舞台が暗いまま延々とナレーションが入る芝居で、これは個人的に好きではない。
しかも、暗転ナレーションの間に舞台転換をすればいいと思うのだが、転換が終わってからさらに暗闇でナレなもんだから間延びしてしまう。
全体的にとにかく暗転が長い、長過ぎる。
うちの劇団も長いけど、さらに長い。
なんでこんなに長いのかと思っていたら、どうやら着替えに手間取っているらしい。
衣装はガッチリしっかりでした。
遥泉院なんて花嫁衣装だなーと思って見ましたよ。
だから時間かかったのかな。
隣でうちの看板女優が見てたのですが「なんかオレだんだんイライラしてきた(-_-メ)」と言ってたし、暗転になる度に客席全体がザワザワガヤガヤして集中できないんだな。
稽古に半年かかったと言うだけあって、セリフに関しては上手いなーと思って聞いてました。
それに皆さん羨ましいほどイイ声だし。
でも「忠臣蔵」はやりにくいなぁー。
名場面いっぱいあるからどの場面をやればいいのか考えなきゃいけないし、ここまで誰もが知ってる話だと人それぞれ捉え方も違ってくるし。
例えば私的「忠臣蔵」は大石は吉良の密偵をかわすために直前まで討ち入りのそぶりは見せなかった、という展開が好きなんだけど、このお芝居では前半の城にろう城するあたりですでに「殿の仇を取ろうぞ」みたいな展開だったので「言っちゃった・・・・」と(;^_^A
討ち入りの殺陣もちょっと期待してたのですが、なかった、残念。
忠臣蔵」はホント大変。
転換がスムーズだったら、もう少し集中して見ていられたかなーと思いました。
さんざんお世話になった劇団なのに、好き勝手言ってしまった・・・・ごめんなさい<(_ _)>