悠閑自在

本屋さんで働きながら8年かけて放送大学を卒業、29年度1学期に再入学しました!

学ぶの源

今年度6回面接授業に出ましたが、先生の言葉の中で印象に残っているものがあります。
それは
面白い
という言葉です。
最初に聞いたのは、数式が雨あられの如く降ってくる情報工学系の授業でした。
理数系が苦手な私にはなかなか辛い授業でしたが、先生は嬉嬉として(笑)スラスラとホワイトボードに数式を書き連ねていくんです。
私はそれをノートに書き写すわけでもなく・・・・書いたってわからんし・・・ただ呆然と見てるしかないのよ(^^;)
そんな授業の中で先生が「この数式は面白いんですよ(^^)」と、またスラスラとホワイトボードに書き始めました。
面白い???数式が???
それまで、方程式が解けたときに
スッキリ!
っていうのはあったけど、数式を「面白い」と表現した先生は初めてだったと思います。
その言葉を聞いたら、この方はホントに数式が好きなんだろうな〜〜家でもきっと数式に囲まれて静かに過ごしてるんだろうなぁ〜〜って思いました。
で、夕飯時になると奥様が
「お父さん、ごはんの支度ができましたよ」
と書斎に呼びに来て
「はい、行きますよ」
とか言いながら食卓に座って
「お!今日は湯豆腐ですか」
「何だか今日は冷えますからねぇ」
なんていう会話をしてるんだろうなぁ〜って。
授業は大変だったけど、先生のお人柄で勝手な妄想をふくらませて、一人で何だかホンワカあったかくなってました(^^)
そして、先日受けた中国語の授業での宮本先生。
たしか「就」という言葉についてだったと思いますが「この”就”が面白いんです」とおっしゃったんです。
またここで「面白い」という言葉に引っかかりました。
で、面白いって何だろう??って思ったのね。
高校までの授業で、授業内容について「面白い」と言った先生って、私の記憶の中にはないんです。
たぶんそれは、詰め込み詰め込みで「面白い」と思う余裕を持てなかったんじゃないかと。
でも何かについて「面白い」と思ったら、それをもっと調べたくなるし、その事について学びたいと思うんじゃないだろうか?
ちっちゃいことでもいいんです。
例えば「どうして雲は落ちてこないんだろう」とか「どうして秋になったら葉っぱの色が変わるんだろう」とか、そんなことでもいいんです。
そこから手がかりを見つけて「へぇ〜面白い〜」って思うのが「学ぶの源」なのかな〜〜って思いました。
私は今のところ、履修してる科目で「面白い」という境地に至っているのは・・・ないなぁ〜〜。
このあいだ心理学の授業で錯視を取り上げられたときは一人で盛り上がってたけど。
やっぱり「面白い」って思うと見方が変わってくるよね、きっと。
私にもそんな時が来るといいなぁ〜〜と、ちょっと思ってます(^^;)