オペラ座の怪人

電通四季劇場･海
開場　1:00　開演　1:30
座席　2階1列35番
本日のキャスト
オペラ座の怪人：村俊英　　　　　 クリスティーヌ･ダーエ：沼尾みゆき
ラウル･シャニュイ子爵：北澤裕輔　　カルロッタ･ジュディチェルリ：種子島美樹
メグ･ジリー：荒井香織 マダム･ジリー：戸田愛子
ムッシュー･アンドレ：林和男 ムッシュー･フィルマン：青木朗
ウバルド･ピアンジ：石井健三　　　　ムッシュ･レイエ：喜納兼徳
ムッシュ･ルフェーブル：深見正博　　ジョセフ･ブケー：岡智
＊アンサンブルは省略（ごめんなさい<(_ _)>）


劇場に入って真っ先に思ったのは、二階最前列は舞台に近い！
それとステージの横幅が意外と狭くて、全体的にコンパクトな感じだなぁと。
ただ、一階席を見てませんので全体を見たわけではないので、一階席に座るとまた違った印象なのかも。
「今ファントムってどなたがやってるの？」「わかんない」という御一行様なので(;￣ー￣A お目当ては舞台装置です。
「オペラ座の怪人を観るなら二階最前席」の御意見で二階で観よう！となったものの、チケットを確保する段階でこの日二階席には修学旅行生が入ってる事が判明しました。
一階で観る事も視野に入れて検討しなおしましたが、結局二階で観よう！とセンターではないけれど最前列を確保しました。
なので学生さんがいっぱいいるんだろうとは思ってたけど、ビックリするくらいの人数、しかも女子のみ。
予想通り開演前は大変賑やかでした。
若さは無理だけど、その元気を少し分けてくれないか････。
さて、開演。
やっぱり二階とはいえ最前列だしステージに近いので、いい席だわぁ〜と。
センターだったら尚よろしいんだろうけど、問題ない。
オークションから始まり、暗くじめっとした雰囲気から、オーヴァーチュアが鳴り響いてシャンデリアに明かりが灯り、ゆっくりと天井へ吊られてゆく。
それと同時に舞台も暗幕が取られて一気に華やかなオペラ座の舞台へと変わる。
この雰囲気の変わりように鳥肌が立ちました。
クリスティーヌ役の女優さん、とってもなめらかで耳心地のいい声です。
そしてファントム。
自分の耳がバカになったのかと思いました。
だって時々山口祐一郎さんの声に聞こえる・・・んだもん・・・。
途中一度ホントに「今日のファントムは祐さん？」って思ったんだもん。
あぁ〜バカだぁ〜バカだぁ〜耳がバカだぁ〜！
一幕の終わり、シャンデリアが落ちる前。
ファントムが・・・あそこはなんと言ったらいいのだ。
天井付近、ステージセンター上部の天使の像？に乗って出てくるあたり。
「オペラ座の怪人を見るなら二階最前列」というのは、こういう演出があるからだろうな。
下で観てたらあの場面のファントムは見えるんだろうか。
二階最前列センターで見てたら真っ正面だと思うよ。
そしてシャンデリアが落ちる前のファントムの歌。
「決して、許しはしないさぁ〜〜〜！♪」の「さぁ〜〜〜！♪」の部分。
山口祐一郎さんがファントムのCDをはじめて聞いた時ビックリしたんだよね。
トーンが長い長い長い！驚異の8小節ロングトーン。
声出しながら息してるんじゃないかとホントに思ったロングトーンを聞いてしまうと、ついつい何拍伸ばすのか数えてしまって・・・3小節くらいでした。
いちいち数えるなよ・・・って感じですね。
ごめんなさい。
シャンデリアは意外とゆっくりとしたスピードで落ちるんだなーと思いました。
ロンドンのプロデューサーの方が「シャンデリアの落とし方で、その国のお人柄がわかる」みたいな事を言ってましたが、この落とし方はどんなお人柄を表しているんでしょうね。
幕間には、その落ちたシャンデリアがまたゆっくりと天井に吊られていく所を見てました。
あれもね、下から見るより上から見てた方が楽しい感じ。
幕間にお手洗いに立ちましたが当然の事ながら女子高生団体御一行様がズラリと並んでいて、負けずに私も並びました。
彼女たちの反応。
「キャッツと同じくらいわからない」
へぇ〜私はキャッツを観た事がないから何とも申せませんが････。
「なんかコワ〜イ！」
そ･･･そうか？？
でも、わからないと言った彼女よりコワイでも何でも何かしらを感じ取った彼女の方に軍配＼(^_^)／←なんだそりゃ
一幕の時も思ったけど、オペラ座の地下の場面で、床からロウソクやら燭台やらが迫り出してきますよね。
あれ、どうなってるんだろう。
どういう床になってるんだろう･･･スゴイ。
全幕終わって、マダム･ジリー役の方がキレイだったと話してました。
凛とした美しさ････とでも言いましょうか。
それにしても、昼の部を観て良かった。
夜に観てたら寝つけなかったかもしれない。
去年の遠征で観られなくて、今年ようやく観られた「オペラ座の怪人」
一年越しの想い、やっと実る。